複合加工機でも旋盤加工はできるけど…
旋盤と複合加工機どちらが良いかわからない!と思ったらぜひこちらをご覧ください。
10インチチャック対応の2機種、CNC旋盤「TCN-3500」と複合加工機「TMX-4000ST」で比較してみました!
選定のポイントは、この3つです。
- 加工の複雑さで選ぶ!
- 工程を分割?集約?
- ワークは量産品?変種変量品?
製品情報
その他
2023年02月21日
複合加工機でも旋盤加工はできるけど…
旋盤と複合加工機どちらが良いかわからない!と思ったらぜひこちらをご覧ください。
10インチチャック対応の2機種、CNC旋盤「TCN-3500」と複合加工機「TMX-4000ST」で比較してみました!
選定のポイントは、この3つです。
複雑な加工ならTMX
TCN-3500では、X/Z軸の旋削加工と、C軸ミーリング加工(オプション)に対応しています。
TMX-4000では、X/Zに加え、Y/X2/Z2/A/B/C1/C2軸の最大9軸に対応しています。斜めの穴あけや、同時に4軸、5軸を動かして削ることはTCNにはできません。また、ATCマガジンに最大120本の工具を収納できるため、工具をたくさん使う加工にも対応します。その分、加工プログラムは複雑になります。
曲面に文字を彫るのはTCNではできません。
工程集約ならTMX、工程分割ならTCN
TMXでは様々な加工を1台でこなすことができるため、ワンチャッキングで素材から完成品までの加工を1台に工程集約できます。
CNC旋盤では工程ごとに機械を分けることになりますが、1台がメンテナンス中でも他の工程(機械)は稼働することができます。また、複合加工機より圧倒的にコンパクトなため、工場レイアウトがしやすくなっています。
コンパクトなTCNなら工程分割してもレイアウトしやすい
量産品ならTCN、変種変量品ならTMX
TCN-3500は高速ガントリーローダーをはじめ自動化に対応。そのコンパクトさで、ラインに組み込むことや、複数台並べての量産にも対応します。
TMX-4000も自動化に対応していますが、1台で段取り替えなく何種類もの完成品を加工することが可能ですので、変種変量品が得意です。
CNC旋盤、複合加工機どちらがお客様に合うでしょうか?
選定のご参考になれば幸いです!